藤巻忠俊が断言、「黒子のバスケ」を描いていて一番よかった瞬間は「今日です」

「黒子のバスケ」のステージプログラムより。 (c)SHUEISHA Inc. All rights reserved.

藤巻忠俊原作によるアニメ「黒子のバスケ」の番組が、本日12月17日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2023」内のオンライン配信限定コンテンツとして展開された。

「同窓会スペシャル」と銘打たれた本日の番組には、黒子テツヤ役の小野賢章、青峰大輝役の諏訪部順一、桃井さつき役の折笠富美子が登場。また進行役として芸能界イチの「黒子のバスケ」ファンで、週8でバスケをプレイしていると自称する田村裕(麒麟)が参加する。キャストたちが各キャラクターの印象的なセリフを順に披露すると、小野はその懐かしい響きに思わず声を上げた。

続いては、キャストたちがお気に入りのシーンを紹介するコーナーへ。小野は誠凛と霧崎第一の試合、諏訪部は誠凛と桐皇学園の試合、折笠は特定のシーンではなく桃井の「テツ君」というセリフを挙げる。10年経った今だからできる打ち明け話のコーナーでは、最終回の放送日にキャストとスタッフで大盛り上がりの鑑賞会をしたことなどが明かされた。

番組ではキャストが事前に用意した質問に、原作者の藤巻が答えるコーナーも。小野が「黒子のバスケ」を描いて一番よかったと思う瞬間を尋ねると、藤巻からは「今日です」という思わぬ回答が返ってくる。キセキの世代の6人と桃井、火神のその後の人生のイメージについての質問では、その答えにキャストたちは大盛り上がり。また藤巻から触れられなかった桃井について、田村は黒子と青峰のどちらと最終的に結ばれそうかを折笠に質問する。迷いながら答える折笠の予想を遮るように、諏訪部は桃井が青峰を選ぶよう猛プッシュした。

その後に行われたキャストと田村のフリースロー対決では、なかなか決着がつかずサドンデスになりながらも田村が勝利。負けたキャストチームは、田村がリクエストしたセリフをそれぞれ生アテレコする。「テツ君」を自分の名前に変えて「ヒロ君」と折笠に言ってもらった田村はご満悦の表情を見せた。

本日参加できなかった火神役の小野友樹からはビデオメッセージが到着。小野友樹は10年を振り返っての心境や、アフレコでの思い出、ファンへのメッセージを語る。田村が小野賢章に、小野友樹へ向けて今だから言いたいことを尋ねると、小野賢章は自分が買った週刊少年ジャンプをよく先に読まれてしまっていたことを嘆いた。

アニメ「黒子のバスケ」は今年4月から2023年3月までの1年間、10周年プロジェクトを進行中。12月19日から東京・池袋パルコ本館5階のKUROBAS OFFICIAL STOREでは、桃井と相田リコの非売品フィギュアが展示される。最後、小野賢章は「黒子のバスケ」に対する変わらぬ熱い思いで本日のプログラムを締めくくった。